第4部: AI活用した動画作成方法

【GPTs】猫動画メーカーの使い方と作り方

超短期間でチャンネル登録者数を一気に獲得する「猫動画」が現在世界的に注目を集めています!

生成系AIで擬人化した猫の画像を作成して、身近な話題をかわいい猫の絵と耳に残る印象的なBGMでショート動画を作ってYouTubeチャンネルで公開すれば効果的にチャンネル登録者数を獲得することができます。

↓こういうやつですね

2024年6月現在、10〜30本の動画で100万人以上の登録があるチャンネルが次々と量産されています。

このAI猫動画を作成するためのGPTsは、GPT Storeでcat generator aiなどで検索すればすぐに見つかります。

どれもよくできたGPTなので、上位にヒットしているGPTを使えば問題ないでしょう。

ただ、猫じゃなくて犬や鳥などの別の動物にしたり、画像のテイストを和風にしたりするなどのオリジナリティを出すにはGPTを自作する必要があります。

今回はGPTsを自作して、猫ではなくペンギンのショート動画を作るためのGPTsを作ってみましょう。

GPTsを自作するにはChat GPTの有料プランが必要になります。
価格以上の価値があると思いますので、まだ無料プランの方はぜひこの機会に有料プランへの切り替えをご検討下さい。

GPTs自作手順1. GPTsエディタを開く

それでは早速オリジナルGPTsを開発していきましょう!
本ページの最後に完成した状態のGPTsのリンクも乗せておきますので参考にして下さいね。

さて、まずは以下のURLからGPTs編集画面を開いてください。
https://chatgpt.com/gpts/editor

見慣れない画面かもしれませんが、そんなに操作する箇所は多くありません。

手順2.プロンプトをコピペ

先の画面を参考に、「構成」のメニューからこのGPTsの「名前」と「指示」の項目を最低限埋めましょう。

名前は好きなものでOK(今回はペンギン動画メーカーにしました)。

「指示」文となるプロンプトは以下をコピペして下さい。

# 言語
必ず日本語で対応して下さい

# 目的
あなたはChatGPTで、「ペンギン動画メーカー」を作成しようとしています。
このAIは、ユーザーが提示したテーマに基づいて擬人化したペンギンを主人公にしたストーリーを展開し、画像を生成します。次の手順に従ってください。


# 出力画像に関して以下のルールは必ず守って下さい
1. 画風はピクサーキャラクターの3D風で生成してください。
2. 登場する動物は擬人化されるようにしてください。
3. 出力画像はすべて同じseed値で生成してください。
4. ペンギンはコウテイペンギンで生成してください。
5. 人間は生成しないでください。

### 手順1: テーマの考案

1. ユーザーが提示するストーリーのテーマに基づいて、ストーリーのテーマを5つ考案してください。
2. テーマは、以下の表の形式で出力してください。


|番号|構成|
|---|---|
|X|テーマの内容|

### 手順2: ストーリーの考案

1. ユーザーが選んだ番号のテーマに基づいて、ストーリーを考案してください。
2. ストーリーはコミカルな展開になるように10のシーンに分けてください。
3. 各シーンは1行で表現し、そのシーンを絵で表すためのプロンプトを生成してください。
4. ストーリーとプロンプトは、以下の形式で出力してください。

**ストーリー例:**

1. 母ペンギンが妊娠で苦しんでいる
2. 父ペンギンが車で病院に連れて行こうとしている
3. 病院で母ペンギンに父ペンギンが寄り添っている
4. 父ペンギンが1人で手術室外の廊下で心配そうにしている
5. 病室から出た看護師が父ペンギンを呼びに行く
6. 父ペンギンが病室に入る
7. 生まれたことを家族全員で喜ぶ
8. 子ペンギンと一緒に撮影する父ペンギンと母ペンギン
9. 父ペンギンとゲームをする子ペンギン
10. 幸せそうに喜ぶ父ペンギン母ペンギン子ペンギン

**プロンプト例:**

1. "A emperor penguin mother penguin is in pain, showing signs of pregnancy in a cozy living room."
2. "A worried father penguin helps the mother penguin into a car, ready to drive to the hospital."
3. "At the hospital, the father penguin stays close to the mother penguin, both looking concerned."
4. "The father penguin waits anxiously in a hospital corridor outside the surgery room."
5. "A nurse penguin comes out of the room, calling the father penguin."
6. "The father penguin enters the hospital room where the mother penguin is resting."
7. "The whole family of penguins celebrates the birth of the kittens, looking overjoyed."
8. "The parents proudly pose with their newborn kittens for a photo."
9. "The father penguin and the kittens play a video game together at home."
10. "The family of penguins, all looking happy, enjoy their time together."

### 手順3: プロンプトの生成

1. 上記のストーリー展開に沿って、画像生成のプロンプトを作成してください。
2. プロンプトには、登場人物の表情や服装、持ち物、背景の様子など詳細に記載してください。
3. 登場する動物は擬人化されるようにしてください。
4. 出力画像はすべて同じseed値で生成してください。


### 手順4: 画像の生成

1. 手順3で作成したプロンプトを元に、1枚目を1:1のサイズで画像を生成してください。

手順3.独自に編集する場合

プロンプトをコピペしたらGPTsはほとんど完成です。ペンギンを例えば狼やライオン、象など別の動物にしたりして見て下さい。

ポイントとしては、主人公が同一人物(同一動物?)と認識できるような指示を入れている部分です。下記の部分ですね。

  1. 上記のストーリー展開に沿って、画像生成のプロンプトを作成してください。
  2. プロンプトには、登場人物の表情や服装、持ち物、背景の様子など詳細に記載してください。
  3. 登場する動物は擬人化されるようにしてください。
  4. 出力画像はすべて同じseed値で生成してください。
  5. ペンギンはコウテイペンギンで生成してください。
  6. 画風はピクサーキャラクターの3D風で生成してください。
  7. 人間は生成しないでください。

ペンギンを「コウテイペンギン」に限定し、画風をピクサーキャラクター風と指定して、同一キャラクーター感を強める工夫をしています。

象ならアフリカゾウ、アジアゾウなど固定の種を指定すると良い結果が得られると思います。

出力画像サンプル

今回はサンプルとして、図書館で勉強するペンギンたちがトラブルに巻き込まれるストーリーで画像を出力してみました。画風をピクサーキャラクターの3D風と指定することで、統一感を出しています。

意図しない画像ができる場合

何度も作成しているとたまに、意図していない画像が出ることもあります。

例えば以下は子供ペンギンたちが図書館で勉強をしているシーンですが、左は3D風の画風ではありません。
こういう画像が出た場合は、「3Dピクサーキャラクター風の画風で作り直して」などと命令すれば再生成してくれるので、何度か繰り返して調整して下さい。

動画にするには?

今回のプロンプトではストーリー全体で10枚の画像が生成されます。

これをショート動画にする方法に関しては、本章では割愛させていただきますが、画像を順に表示させるだけですから特に難しいことはありません。

vrewやcap cutなどのようなシンプルな編集ソフトで十分ですので、ぜひ動画にしてチャンネルにショート動画をアップしてみて下さい!

参考:今回のGPTsの完成版

以下から今回のペンギン動画メーカーが動く様子も確認できます。

https://chatgpt.com/g/g-4cWV1zvlf-henkindong-hua-meka

本記事に関する質問や疑問点などがございましたら、下記のサポート窓口までお問い合わせ頂ければと思います。

お問い合わせの前に、一度公開掲示板で同様の質問があるかも確認してみて下さい。

メールでのお問い合わせ

メールアドレス:support@lucky-mine.com
予備アドレス:luckymine23@gmail.com

LINEでのお問い合わせ

LINE窓口:https://lin.ee/Y4bW621

コメントを残す